今日のルアーはスカジットデザインズ B-MATCH 150Fです。
めずらしく、使えないルアーだと思った。
仕 様
TYPE:FLOATING
Length:150mm
Weight:26.5g(たぶん)
Hook:#4(個人的に装着)
潜航深度:0~20cm(たぶん)
LONGなルアーだから買ってみた
河川でヒラスズキでも釣れるかと思って買ったんだ。
重心移動も搭載されてるし、さぞかし使い勝手が良い事だろう・・・と、思って。
なぜか?中古での価格も安めだったような気がする。
正確には憶えていない。
しかし、3本くらい当時持ってたから安価だったに違いない。
だって、おいらは貧乏性なんだから。
さっそく使ってみた
あくまで、個人的な感想ですよ?
使えないルアーだった・・・・・
大きなボディだが、飛ばない。
小場所で使うには大きく、着水音がでかい。
そもそも、小場所で150mmのミノーをドッポンと投げ込む事はしない。
で、浮力がやや大きく、形状が直線的すぎて安っぽいローリングしかしない。
コイツが最大限に活躍するシーンが思い描けないのだ。
他にルアーは沢山あるがらね?
何かに特化している訳でもない、このルアー。
使う場所が無い。
このルアーで釣ってみたいという性能を度外視した魅力も感じない。
どうすんだ?
先にも記したように、おいらは貧乏性だ。
ルアー1つ安易に捨てる事は出来ない。
元々、安価だったからヤフオクなどで売るにしても、手間と価格を考えればやる気にならない。
そんな時はどうするんだい?
いじるしかあるまい?
思い切り特化した方向に変更してやろう。
まずは、リップのロング化。
MD径のルアーのリップを プラリペア 型取りくんで型取り。
当たり前だが、使い回しが出来ます。
回数を重ねると、汚れてきます。

でも、使用には問題ありません。
そこに、プラリペアの粉と液体を注ぎ込み、バランスを見ながらB-MATCHのリップ部分をその穴に突っ込んで待つ。
硬化するまで何らかの方法で動かないように工夫します。
このプラリペアの液体はルアーの塗装を犯します。
何なら、ルアー本体のプラスチックも犯します。注意が必要です。
だから美しさは求められません。
その後、このB-MATCH の背中に穴を開ける。
穴を開ける手法はハンダゴテ。
モノを選ばないと、短時間で電源が切れてしまう。
おいらが使っているのはこれだ。
Manelord はんだごてセット 温度調節可(200~450℃)

もはや、ハンダゴテとしては使っていない。
ルアーの加工に使ったりがメイン。
そして、玉状の鉛を複数放り込んだ。
ACTIVE アクティブ ハンドメイド用ウェイト

そして穴を塞ぐのだが、夏場に熱で曲がってしまったルアーをハンダゴテで溶かして、開けた穴を塞いでいく。
少しへこませておき、プラリペアでフォローすると、ミスが減り浸水が防げます。
そして、ロングリップ化&ヘビーウェイト化したB-MATCHが誕生した。
画像は、リップが使用中に折れて修理中のモノ。

ボロボロに見えますが、これでも釣れます。
問題ありません。リップのバランスを取るのが難しいです。
プラリペアはとても便利です。
セットでは容量が少な目なので、量が欲しい場合はそれぞれ量の多いモノを手に入れよう。
注入する為の針先は、稀に詰まります。
針先だけの販売もあります。

武藤商事(Muto Syouji) 造形補修剤 プラリペア(R) リキッド(液) 50ml
武藤商事(Muto Syouji) 造形補修剤 プラリペア(R) パウダー(粉) 30g
武藤商事 プラリペア用予備ニードル
さあ、実釣だ!
ヘビーウェイトですからね、2~3m程度の水深なら、底を取るのは簡単だ。
とある河川の河口部、フルキャストすると飛ぶ事、飛ぶ事。
で、着底も明確に分かる。
重いからね。
で、グリグリとリーリングし、ストップして着底させる。
これを繰り返します。
底を取りながら、広範囲の低層を探れます。
ルアーはバタバタと暴れ、バランスを崩し回転寸前の状態だった。
それが良いのか?悪いのか?
さてはて?
結果としては、マゴチが釣れました。


効果がありましたね。
今までほぼタックルボックスでお寝んねしていたB-MATCHの使用頻度が上がりましたよ。
でも、このルアーの特性からして根掛かりからは逃れられない。
釣り場を選びますね。
その後、大月町の某岸壁でこのルアーを使ってみた。
何とっ!ブリが釣れました!

B-MATCHのパクリルアーを加工したものでした。
でも、やってる事は同じです
自己満足でもいいじゃない?
良く、「それはお前の自己満足だっ!」って言う人がいるが、自己満足の何が悪いんだ?
それが仕事で、効率の下げる行為なら話は別だ。
プライベートでは大きなお世話なのだ。
自己満足であっても、満足が得られるのだ。
ルアーの加工なんて、ほぼ自己満足だよね?
でも、長期間タックルボックスの中で眠らせるくらいなら、いじった方がマシでしょ?
だから、気に入らないルアーがあったらいじるのだ。
ハンドメイドルアーではないが、自分でカスタマイズしたルアーで魚が釣れると嬉しいもんだ。
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